予防医学の基礎知識

病気になってからの治療ではなく、病気になる前の予防をしましょう。

日本における平均寿命は年々延び続けていますが、その平均寿命のうち健康で自立した生活を送ることのできる期間(健康寿命)は平均寿命の割には延びていません。
 
厚生労働省の調査によると、日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳、健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳とされ、介護や寝たきり状態など、自立した生活を送ることのできない期間が、男性は約9年、女性は約12年あるということです。
 
この要介護や寝たきり状態など、自立した生活を送ることのできない期間をいかに短くして、人生を楽しむ期間を延ばすことが社会的に求められています。
 
毎日の生活の土台となる「食事」「睡眠」「運動」を自分自身の年齢や生活習慣にあわせて、バランスよく地道に整えていくことが、少しでも長く元気に過ごすための近道だと考えています。